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足つきをよくするには

バイクの足つきの悪さは改善できる

ずっと欲しいと思っていたバイクをとうとう購入したのはいいけれど、足つきが悪くて立ちゴケを繰り返しているという悩みを持つ女性ライダーは多いものです。
立ちゴケをあまり繰り返していると、足の傷やケガが心配なだけではなくて、バイクにも傷がついたり部品が破損してしまったりして、修理代がかかってしまい大変です。
それだけではなく、「立ちゴケをしてしまうかもしれない」という恐怖感が身体に染み付いてしまい、機敏な動きが出来なくなってしまうことがあります。
こうなると悪循環に陥り、何度も立ちゴケを繰り返すようになります。

身長が低くて足が短いのに車高の高いバイクを買ってしまったのだから仕方がないとあきらめてしまう前に、足つきの悪さが改善できるかどうかを検討してみるのもひとつのアイディアです。
足つきの改善方法について詳しくご紹介しますので、参考にしてみてください。

足つきの改善方法

足つきの改善方法としては、リアサスペンションのプリロードを調整する、ライディングブーツで工夫する、ローシートまたはアンコ抜き、ローダウンキットへの交換、社外ローダウンサスなどが考えられます。
最後の社外ローダウンサスへの交換は2万円から25万円ほどの費用がかかりますが、それ以外の方法は大してお金がかからないのでやってみる価値はあります。

まず、リアサスペンションのプリロード調整ですが、プリロード調整を行うことによってリアサスペンションの沈み込みを柔らかくする、あるいは固くすることができます。
ですから、柔らかめに調整をしておけば乗車時の足つきが良くなるということになります。

次の方法では、リアサスペンションのリンク部分を純正からローダウンキットに交換することによって、シート高を下げることが可能になります。
商品によってダウン幅は20mm、30mmと変化しますが、車高がかなり下がるため、純正のサイドスタンドでは倒れてしまう可能性が出てきます。
この場合にはショートタイプのサイドスタンドに交換する必要があります。

最もお金がかからない方法としては、シートのアンコ抜きがおすすめです。
アンコというのはシートの中身のスポンジ(ウレタンフォーム)のことで、最初にシートカバーを外して中のスポンジを削って高さを調整します。
左右の角の部分を削って幅を狭くするだけでも、足つきがかなり良くなることがありますのでぜひ試してみてください。
厚みを削りすぎてしまうと座り心地が悪くなりますので注意が必要です。

純正のノーマルサスをローダウンサスに交換することでも、シート高を下げることができます。
シート高を下げる以外に、ビジュアルや性能を上げる効果を得られるのもこの方法の特徴です。