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レース用タイヤと公道用タイヤの違いとは

レース用タイヤの特徴

タイヤには、レース用タイヤと公道用タイヤの2種類があります。
両者とも構造上の違いはほとんどないのですが、使用されている素材が異なるのが大きな特徴です。
レース用タイヤでは、路面が高温でもグリップ力の高い素材が使用されています。
低温下ではグリップ力が低いのがレース用タイヤの特徴なため、レースの前にタイヤをウォーマーで温めるシーンを見た人も多いでしょう。

レース用タイヤには溝のない「スリックタイヤ」が使われていて、路面とタイヤの間の水を排水することができませんので、雨天時には使用できないというデメリットがあります。
また、レースの時間だけ保つように設計されているため、耐摩耗性はあまり高くありません。

公道用タイヤとの違い

レース用タイヤは、限られた天候条件の中で短時間走るために設計されています。
これに対して公道用タイヤは、あらゆる天候条件を想定し、長期間の使用に耐えるように作られています。
公道には滑りやすい箇所もありますし、マンホールや落ち葉のたまった場所などでも危険がないように設計されていなければなりません。
ですから、レース用タイヤよりも耐摩耗性に優れているのが公道用タイヤの特徴です。

公道用タイヤはレース用と違って溝がついていますが、これは排水が主な目的です。
雨天時でも問題なく走れるように付けられている溝は、メーカーやモデルによってパターンがまちまちです。

公道用タイヤの溝

タイヤの溝は「tread pattern(トレッドパターン)」と呼ばれていて、「リブ型パターン」「ラグ型パターン」「リブラグ型パターン」「ブロック型パターン」などの種類があります。
リブ型パターンというのは直線化ジグザグの線が連続して入っているパターンのことで、操縦性に優れていて排水性がよく、横滑りしにくいというメリットがあります。
ラグ型パターンはタイヤの周方向に直角に溝が入っているタイプのことで、非舗装道路などで優れたパワーを発揮します。

リブラグ型パターンのタイヤはリブ型とラグ型の両方のパターンが併用されたもので、中央部にリブ型、両脇にラグ型が採用されています。
リブ型・ラグ型の両方の性能を持っているのがこのタイプのタイヤの特徴です。
ブロック型パターンはブロックで形成されたパターンで、グリップ性能に優れているため、スノータイヤやスタッドレスタイヤにしばしば採用されています。

細かい切れ込み「サイピング」の入っているタイヤもあり、より安全な走行が楽しめます。
今ひとつ走り心地が悪いと感じているライダーは、溝のパターンも考慮して新しいタイヤと交換してみるのも悪くないと思います。
わからないことは、バイクショップのスタッフにどんどん質問してみましょう。