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バイクで北海道へ。

北海道

北海道を実感できるオロロンライン

一度といわず何度でも訪れたい、バイカー憧れの地といえば、北海道ではないでしょうか。
といっても、北海道はとっても広いです。
そこで今回は、北海道でぜひ訪れてもらいたいコースや、注意点などをまとめました。

まず、是非とも体験してほしいのが、オロロンラインです。
オロロンラインとは、小樽から稚内まで続く、日本海沿いの道です。
日本海と北海道の大地に挟まれている道ですが、本州では見ることができない景色が繰り広げられます。

オロロンラインには日本海に沈む夕日が美しい絶景のスポット黄金岬や、どこまでも大地が続くサロベツ原野は感動的です。
特にサロベツ原野は、北海道の大地の雄大さが実感できるエリア。
本州では海と山に囲まれた道を走るのが一般的ですが、視界を遮る山がないので、遠く地平線まで見渡せます。
春から秋に掛けては、ミズバショウやリンドウなどの花々が咲き誇り、目を楽しませてくれます。

そして、とても近未来的で非日常的に風景が印象的なのが、オトンルイ風力発電所です。
道路沿いに発電施設の巨大な風車が3キロにわたって並ぶ景色は、とても不思議な感覚をもたらします。
オロロンラインの周辺には、ほとんど人工的な建物がなく、ひたすらに真っ直ぐな道が続きます。

このオロロンラインを北に走り、稚内の市街地の向こうには、日本最北端の地として知られる宗谷岬があります。
こちらも、端っこ好きのライダーにとって見逃せない観光スポットですね。

動物の飛び出しに注意

オロロンライン以外にも北海道には魅力的なツーリングコースがありますが、ここでは、初めて北海道のツーリングに出かけるときに、注意すべきポイントを抑えておきましょう。

まず、スピードを守ること。
どこまで道が続くので、思わずスロットルを全開にしたくなるのですが、法定速度を守りましょう。
また、道路には時折動物が飛び出してきます。
北海道では野生動物との接触事故がとても多く、死亡者も出ています。
ツーリング中は常に周囲に目を配り、早めに動物を発見して減速するようにしましょう。

そして給油は早めに行うのも鉄則です。
道路が延々と続くだけで、どこにもガソリンスタンドが見つからないエリアがたくさんあります。
また、地域によっては営業時間が短く、夕方には閉店してしまうお店も多いことも覚えておきましょう。
誰もいない道路でガス欠になったら、立ち往生してしまうので要注意です。

北海道ツーリングは夏に出かけるという人が多いのですが、夏でも防寒対策を忘れないようにしてくださいね。
また、雨合羽などの雨具も必需品です。
虫も多いので虫除けスプレーなども持っていきましょう。

また、初めてのツーリングではキャンプははおすすめできません。
宿泊施設を利用しましょう。
キャンプをする場合、テントや寝袋など、荷物が増えます。
慣れない北海道で、大荷物での移動はトラブルのもとです。
キャンプは、北海道のツーリングに慣れてからチャレンジしましょう。