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バイクで本州最北端へ。

マグロで有名な大間みさきから函館の町を眺めよう

今回は、本州の最北端に位置する大間崎のご紹介です。
北緯41度33分の大間崎は、津軽海峡を挟んで北海道までの距離が、わずか17.5キロとまさに本州のはしっこにあります。
空気が澄んでいる日は、函館の建物まではっきりと見ることができる、最果ての地です。

また、本マグロの一本釣りの地としても全国的に有名ですよね。
毎年8月に開催されるブルーマリンフェスティバルでは、巨大な大間マグロの解体ショーが披露され、解体されたマグロのお刺身が、無料で配られます。
この時期を目指して出かけるのもおすすめです。

本間町でオススメのグルメスポットは、店内に飾られた大漁旗が雰囲気満点の魚喰いの大間んぞく、マグロ丼が人気のかもめ食堂、マグロをはじめとする魚介類が絶品の民宿 海峡荘など。
海峡荘は民宿ですが、食事だけでも利用できます。

大間崎へのアクセスは、東京・仙台方面からの場合青森ICーから経由するコースと、八戸ICを経由するコースがあります。
青森インターを経由するコースは、まず東京から東北自動車道を走り、青森ICーを経由してむつ市に入り、大間町へと至ります。
八戸インターを経由するコースは東京から東北自動車道で、八戸ICから大間町へと至ります。
どちらのコースも、ICから約3時間の距離です。

本間からは函館へと出発するフェリーも出ているので、北海道からのアクセスはフェリーで。
また、北海道へのロングツーリングを計画しているなら、本間を訪れて、ここからフェリーに乗って北海道を目指すのもおすすめです。

大間崎は下北半島国定公園となっており、太平洋から昇ってくる朝日と、日本海に沈む夕日と、朝と夕方で異なる眺めが楽しめる素晴らしいビュースポットです。
マグロ漁業の町らしく、マグロ像が設置されており、ほとんどの人がここで記念撮影をしています。

また沖合に浮かぶ弁天島はカモメの島としても知られており、繁殖期にはカモメの大群を眺めることもできます。
海の町、漁業の町の風情が感じられる景色がとても新鮮です。

大間崎を見物したら下北半島をめぐろう

本州最北端の大間岬で素晴らしい眺めとマグロ料理を堪能したら、下北半島の他の観光スポットも巡ってみましょう。

有名な霊山である恐山、海の波に寄って削られた岩に自然の威力を感じる仏ヶ浦、寒立馬が放牧されている尻屋崎、心も体も癒やされる下呂温泉など、さまざまな見どころがあります。

北の最果ての地と聞くと、演歌が似合う哀愁の街というイメージがかき立てらてしまう私……。
失恋をしたわけでも、逃避行をしているわけでもないのに、下北半島の景色がしみじみと身にしみます。

本州の最北端までバイクを走らせてみませんか。
さまざまな出会いや、気付き、感動が感じられる忘れられない旅になることでしょう。