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あおっていると思われてしまう運転とは

知らず知らずのうちにあおり運転

バイクに乗っているときにあおり運転の被害に巻き込まれるという話はしばしば聞かれます。
「自分はあおり運転の被害者」と思っていても、あおった側は「自分が最初あおられた」と主張する場合も結構あります。
実はバイクは自分にそんな自覚はなくても、あおっているように誤解される場合が多いです。

あおり運転の被害に巻き込まれないためには、相手の勘違いを誘発しないことが実は重要です。
あおり運転と勘違いされるような運転を極力避けることで、リスクを低減できます。

車間距離を開けよう

バイクがあおり運転していると勘違いされがちなのは、車間距離が近すぎる点です。
ドライバーからするとあまりにバイクが接近されると人によっては「喧嘩売ってんのか?」と思うかもしれません。

特に注意しなければならないのは、山道や信号付近です。
コーナリングや停車するときに、相手が減速していつの間にか接近していることもあり得ます。

しかも車のルームミラーから見ると、バイクは大きく見えるものです。
このため、実際の車間距離よりも近づいているように錯覚してしまいます。
ですから常に周辺の車との車間距離は十分開けるように意識することが大事です。

追い越し時に勘違いされる可能性も

ゆっくり走っている車両があれば、バイクが追い越すこともあるでしょう。
この追い越しをする際に、相手に「あおられた」と勘違いさせることがあるので注意が必要です。

例えば追い越すときにしばらく並走していて、完全に車体が前に出る前に車によって来るとどうでしょう?
車のドライバーからすれば「幅寄せされた」と思われるかもしれません。
さらに車の近くで急に加速や減速を繰り返すと当人は追い抜きたいけれどもそのタイミングがないだけでも、相手はあおられていると感じるかもしれません。

このように車を追い越すときには、十分距離を取って抜くことが大事です。
でないと「あおり運転された」と相手に思われるかもしれません。

あおり運転と通報されたら?

もし相手があおり運転されたと誤解して警察に通報した場合、取り締まりの対象になる可能性もあります。
あおり運転は近年厳罰化されています。
刑事罰の対象で3年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金と、なかなか厳しいペナルティです。

また行政処分もあります。
違反点数が25点ですから、一発免許取り消しになるでしょう。
しかも欠格期間が2年となっているので、バイクの運転はしばらくできなくなってしまいます。

あおり運転と思われないようにするためには、車間距離を十分開けて運転しましょう。
多少周りの車が思うような運転をしなくてもイライラせずに、冷静さを忘れないことも大事です。